3つのメソッド

歩行 メソッド

身体の構造を活かして歩く

動物にとって「歩行」は、食べ物や水を探したり、外敵や環境から身を守る手段。少ないエネルギーで遠くまで移動する必要があり、生死を左右する重要な生存行動。歩けなくなっても人には介護がありますが、野生動物が歩けなくなれば『死』が待っています。

毎日何千回と繰り返す重要な生存行動であるが故に、歩行には心身の健康を維持する機能が備わっています。歩き方は第一印象にも大きな影響を与え、高価でおしゃれな服を着ても『歩き方』が悪ければ貧相に見え、猫背で歩けば年齢より老けて見られます。

毎日繰り返す行動は想像以上に身体を強くします。例えば、高齢者が『たった1週間』寝たきり生活をすると、あっという間に歩けなくなるほど筋力が低下します。このことからZIRIKIでは、本来の歩き方を身につけていただき、日常で繰り返していただくことを大切にしております。

歩行 メソッドのメリット

  • 歩行時や階段使用時の痛みの緩和
  • 階段や坂道で息切れが軽減
  • 見た目(第一印象)の改善
  • キレイな姿勢の定着
  • 歩行速度の向上
  • 旅行を諦めなくてよくなる

3つのレッスン

歩行メソッドには3つのレッスンがあります。身体の構造を活かすことで歩く力、姿勢、痛みを改善する『ウォーキングレッスン』。階段や坂道を楽に上り下りする方法を身につける『階段レッスン』。身につけた体軸歩行を応用することでより楽に走る『ランニングレッスン』があります。

ウォーキングレッスン

身体の構造を使って歩く

人は動物。接地時の衝撃吸収は靴ではなく足で行うのが正しい歩き方。
体軸
をブラさないように意識し、軸を中心とした肩甲骨帯と骨盤の回転運動で前進するエネルギーを発生させ、股関節からしっかり動かし、足首と足裏を柔軟に使って衝撃を吸収し、重心移動で流れるように歩く。身体の構造通りに歩くと、楽に・遠くまで・気持ちよく歩けるようになり、キレイな姿勢も定着していきます。

ウォーキングマスターコース

意識して歩くと、荷重配分・骨の圧力・力の流れ、地面の斜度・硬さ・状態・凹凸などを繊細に感じられるように。歩行禅という言葉があるように、ただ歩くことが心地よく、たくさんの感覚を認知できるようになっていきます。また、正しく関節に負荷がかかることで歩くときの痛みも軽減。階段や坂道も楽に上り下りできるよう変化していきます。「なんか姿勢良くなった?」と周囲から言われるようにもなるでしょう。

階段・坂道レッスン

階段や坂道の上り下りが楽になる

階段や坂道の上り下りが辛くなると、行きたい気持ちはあるのに行ける場所がどんどん少なくなっていきます。逆に、階段や坂道が楽になると、積極的に階段を使うようになり、結果として自然と足腰が鍛えられて行ける場所が増えていきます。

駅などで階段の上り下りを観察していると、多くの方が特定の筋肉だけを使って階段を上り下りしています。負荷が一極集中することで筋肉内の酸素が欠乏し、足が重く・疲れやすく・息苦しくなります。

重心移動筋肉の使い方を改善することで、筋肉にかかる負荷を分散させ、楽に階段や坂を上り下りできるようにしていきます。その日のうちにマスターされる方がいるほど簡単なのに効果は抜群!「えっ?本当に疲れない!」とビックリされる方が多くいらっしゃいます。

御朱印巡り・ハイキング・登山などが趣味の方、登山をしたいけど体力に自信がない方には『ナンバ歩き』を教えます。昔の日本人が長距離を歩いて移動できた理由を体感してください。

ランニングレッスン

歩くから「走る」へ

ランニングはウォーキングの延長。
歩き方階段の上り下りを身につけたら、今度はランニングに挑戦してみましょう!

裸足で歩いていれば、靴ではなく足で衝撃を吸収するため、自然と足は鍛えられていきます。しかし、利便性の発達でほとんどの方が靴で衝撃を吸収する歩き方になってしまい、骨を使って地面にエネルギーを伝えることができなくなっています。その結果、ちょっと走っただけで息が上がり、関節を痛めてしまいます。

歩く時より体軸を前傾させて重心バランスを変化させ、足裏の接地方法を変えるだけで歩くが走るに変わるから、頑張って走るのではなく自然と前に進みます。走り始めは鍛えられていない筋肉が痛くなりますが、繰り返すほど足腰が強くなり、血流が促され、より遠くまで・より速く・より楽に走れるようになっていきます。

レッスン風景