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全身を連動させる

全身の連動とは

「プロ・一流・達人」と呼ばれる方々や野生動物共通しているのは、カラダを使いこなしていることです。

幼少期に自然環境の中で遊び、暮らすことでカラダの使い方は育まれていきますが、利便性に富んだ現代的な生活では全身を動かす機会が乏しく、カラダの機能を活かせない方が増えています。

スポーツでは単体の部位だけで動くことはありません。例えば投げるや打つといった動作。運動が苦手な方(全身を使うイメージがない方)は腕だけで動作を行いますが、熟練された方は、体軸を中心に下半身から上半身へと回旋させながらエネルギーを増幅させる動作を行います。

全身を連動させるメリット
・負荷が分散されるから身体を痛めにくい
・大きな力を発揮できる
・全身の血流が促される
・自然と呼吸も連動する
・力みがなくなる(無駄なエネルギー消費を抑えられる)
など

全身を動かせるようになることは、運動能力の向上だけでなく血流の滞りも改善できるため、病気や体調不良の予防につながるなど健康維持にも欠かせません

特に大切なのは、多くの筋肉が集まる背骨・骨盤・肩甲骨をしっかり動かせる神経ネットワークづくりで、意のままに動かせるようになるまで何度も練習していきます。

レッスンの目的

  • 血が巡る健康なカラダづくり
  • 運動ができるカラダづくり
  • 基礎体温を高めて万病予防
  • 各種スポーツの上達
  • 自力でカラダの不調を改善
  • 生涯活動できるカラダづくり

基本レッスン

イメージできない動きはできない

指先にいたるまで、動きを鮮明にイメージできるほど身体は正確に動いてくれます。まずは全身の筋肉を自らの意思でしっかり伸縮できるよう神経ネットワークを構築していきます。筋肉をしっかり伸縮させることで、血流の改善、基礎体温の向上、肩こりの緩和といった様々な体調不良の改善にもつながっていきます。

トレーニング内容

①全身のストレッチ
首、肩、背骨、腰、股関節、膝、足首など、全身の関節の動きを改善するストレッチと有酸素運動を行います。これだけでも身体中が温まり、カラダの動きが軽くなるでしょう

②神経ネットワークづくり
肩甲骨・背骨・骨盤といった筋肉が多く集まる部位を中心に、全身をイメージ通りに動かせるようになるためのトレーニングを行います。

③筋力トレーニング
身体を変えるには日々の継続が大切です。ご自身でトレーニングができるようになっていただくために、カラダと畳1枚のスペースがあればできる自重トレーニングを主に行います。

※【Lesson.1 移動力を鍛える】で行う呼吸や姿勢、下半身の動きについてはLesson.2ではおこないません。Lesson.1を受けずにLesson.2を希望される方は、できるものとしてレッスンを行います。

実践レッスン

全身を連動させる

身体の中心から指先へ、大きな筋肉から小さな筋肉へ、力を入れたら抜き、動作と呼吸と連動させ、体軸を中心とした回旋運動で下半身から上半身へと運動エネルギーを増幅させる動きをトレーニングします。

物理の法則身体構造に従ってカラダを動かせるようにし、備わる身体の力を発動させましょう。全ての運動と健康維持の基礎を身につけてください。

トレーニング内容

パンチ、キック、棒を振る、受身、重心移動(ステップ動作)、土台となる腰の入れ方など、全身を連動させる動きを身につけやすい【格闘技の動き】を基本に、テニスやゴルフなど様々なスポーツの動きを取り入れた運動を行います。全身を連動させて運動エネルギーを生み出す身体の使い方スポーツの基礎であるため、あらゆるスポーツの上達につながります。

骨に衝撃を与えるため、骨密度を高めることも期待でき、有酸素運動を行いながら全身の筋力と持久力もUP!ストレス発散で心のケアにも効果的で、年齢や性別に関係なく「楽しい!」と、このトレーニングを好きになる方が多くいらっしゃいます。