全身の連動とは
「プロ・一流・達人」と呼ばれる方々や野生動物に共通しているのは、カラダを使いこなしていることです。
幼少期に自然環境の中で遊び、暮らすことでカラダの使い方は育まれていきますが、利便性に富んだ現代的な生活では全身を動かす機会が乏しく、カラダの機能を活かせない方が増えています。
スポーツでは単体の部位だけで動くことはありません。例えば投げるや打つといった動作。運動が苦手な方(全身を使うイメージがない方)は腕だけで動作を行いますが、熟練された方は、体軸を中心に下半身から上半身へと回旋させながらエネルギーを増幅させる動作を行います。
全身を連動させるメリット
・負荷が分散されるから身体を痛めにくい
・大きな力を発揮できる
・全身の血流が促される
・自然と呼吸も連動する
・力みがなくなる(無駄なエネルギー消費を抑えられる)
など
全身を動かせるようになることは、運動能力の向上だけでなく血流の滞りも改善できるため、病気や体調不良の予防につながるなど健康維持にも欠かせません。
特に大切なのは、多くの筋肉が集まる背骨・骨盤・肩甲骨をしっかり動かせる神経ネットワークづくりで、意のままに動かせるようになるまで何度も練習していきます。