約16年間海上自衛隊で勤務した後、看護職として病院に勤務しながらトレーナーや整体に関わる学校に通い、資格取得後は開業準備のため病院を退職。介護施設で夜勤をしながら日中は開業準備を行いつつ、同時にウォーキング教室も開催。2020年4月開業。
開業の動機
自衛隊退職後、勤務した病院の配属先で寝たきりの方々の現状を知りました。そこには動くことも声を出すこともできず、離れた窓からしか外の景色を見ることができず、ただ命の終わりを待たされているとしか思えないような方々が入院されていました。



寝たきりと言っても、意識はあります。
患者さんから、出ない声を振り絞って出した掠れ声で「殺して」と言われたことも。
「ただ命が尽きるのを何年も待たせるような生き方を強いるのが医療なのか」
「延命させた結果、より苦しんで亡くなる人を増やすのが医療なのか」
「治療って何だ?助けるってどういうことだ?生きるって何だ?」
気づけば「どうすれば寝たきりにならないか」「どうすればこのように苦しむ方が減るのか」をずっと考えるようになり、たどり着いた答えが『歩けるカラダを維持する』ことでした。
開業に向けて
歩くという行動は、人も含めた全動物が生きるために行う『生存行動』。
自然界で歩けなくなることは、死を意味する重要な行動の1つです。そのルールは動物である人にも該当することから、まずは歩くということをしっかりできるようになるためのウォーキング教室をはじめました。



病院退職後、介護施設で勤務した際、どんどん歩けなくなり認知機能も落ちていく入居者の方々を目の当たりにしました。その原因として共通していることは、安全を理由に自由に外出できないことで歩く機会が減り、食事の準備・掃除・洗濯など生活に関わる行動をしなくなり、話す機会や行事に参加する機会が少なくなることで考える機会がなくなることです。
つまり、動けるカラダを維持するには、日常生活に関わる行動をしっかり行い、積極的に外出することで見聞をひろめ、地域活動等に参加することで人と接する機会を増やし、全身を動かして血流と呼吸を促すなど、『動く』ことと『脳を刺激する』ことを止めずに行い続けることが大切なのです。その2つの質を向上させることを目的とし、ZIRIKIを開業しました。
開業してから確信できたことですが、ジムに通われる方で70代や80代でも元気な方は、仕事や趣味をやめずに続けており、旅行や演劇の鑑賞に出かけ、地域の活動に積極的に参加し、地域のためにお金を使うなど「たくさん行動し、脳を刺激している」という共通点がやはりありました。
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