イランイラン
抽出方法 花を水蒸気蒸留法
香 り ロマンチックで甘く優しい花の香り。 エキゾチックな印象をもたらす。 シャネルなど香水にも使用される。
主作用 精神高揚 抗うつ 抗不安 抗痙攣 催淫 血圧降下 血流促進 加温 抗炎症 抗菌・抗ウィルス
成 分 セスキテルペン炭化水素類 ・ゲルマクレンD:15〜30% ・βカリオフィレン:5〜15% ・αファルネセン:5〜15%
エステル類 ・酢酸ゲラニル:5〜15% ・酢酸ベンジル:5〜15% ・安息香酸ベンジル:5〜10%
モノテルペン炭化水素類 ・リナロール:10〜15% フェノールエーテル類 ・パラクレゾールメチルエーテル:10〜20%
特 徴 イランイランはマレー語で「花の中の花」という意味。インドネシアでは、花びらを新婚のベットに散らす風習があります。
心 気分を高揚させ、多幸感や優しい気持ちをもたらし安定させてくれます。 アドレナリンの流出を抑えることで、血圧を下げ、ストレス性の不整脈や動機を鎮め、不安や怒りを取り除き、緊張感を和らげてくれます。 抗うつの効果も期待できますが、リラックスするというよりも、どちらかというと気持ちを楽しくしてくれる効果があるアロマオイルと言えるでしょう。 セクシャリティの問題を抱える方に使われることも多く、自信や信頼感、愛情の欠如、パートナーへの不満、不安がある場合、おしゃれに無頓着になってしまったときに、本来の魅力、美意識を取り戻すために使用します。
体 生殖器系に作用して、ホルモンのバランスを整えてくれます。 生理痛のとき、腹部に塗布すると温かくなり痛みが緩和され、クラリセージやラベンダーなどとブレンドするとより効果的です。 更年期の女性の心と体のケア、筋肉の痛み、痙攣や炎症のケアにも使用されます。
美容面 美容面では皮質の分泌を整えてくれるため、古くからスキンケアや髪の毛に潤いを与えるのに使われてきました。 燥肌や油性肌まですべてのタイプの人に利用できます。 頭皮に対しても強壮や刺激効果があり、薄毛予防やハゲ 対策にも役立ちます。
注意点 時間の利用で吐き気や頭痛を催す可能性があるため、必要な時にだけ使用し、香りを楽しむようにしましょう。 妊娠初期、低血圧、車の運転、集中したい時には使用を控えるようにしましょう。